くのまりノート

この道の向こう

kunomari

 

11月の展示のテーマを考えていて、なんとなく喉奥に言いたい事があるのだけどどう言葉にして良いか分からなかったとき、

愛読している谷川俊太郎さんの詩集に、すごくピンときた詩が一編あった。一部引用。

 

「遠さの故に

山は山になることが出来る

近くを見つめすぎると

山は私に似てしまう

 

広い風景は人を立止まらせる

その時人は自らをかこむ夥しい遠さに気づく

 

それらはいつも

人を人にしている遠さなのだ

 

だが人は自らの中に

ひとつの遠さをもつ

そのため人は憧れつづける……」

(62のソネット+36 谷川俊太郎)

 

 

(どうして言葉少ななのにこんなに雄弁なのかなぁー!)

 

 

 

 

ずっと前から日本より海外、今いるこの場以外のどこかに憧れていて、旅がすごく好きだった。

 

といっても実際に自分が世界を渡り歩くような旅をしたことはなく、したいと思ったこともなく。

それよりどこに行く訳でもなく空港に行って、今から旅立つ人を眺めて、どこ行くのかなーと想像したり海外の写真を眺めることのほうが好きだった。で、我のことながらそれが不思議だった。

 

 

今年の秋口に展示をさせていただけることになって、真っ先に旅をテーマにしたい!と思ったけど、

実際にいろんな場所を旅してきたわけでもないのに旅をテーマにしても説得力ないよなぁ。

何を描こうか…と考えあぐねている所で、ondoギャラリーの池田さんと展示の打ち合わせをすることになった。

 

 

kunomari

 

 

まず展示の打ち合わせをする、ということ自体が初めてのことだったわけだけど、

今までの作品を見ながらお話するなかで「今回は作品を描く際にここを気に留めて描いてみましょう」と新たに課題を与えていただいた。

 

それは

「ただの背景として描いている山や木を、人物と同じくらいのテンションで描く、

逆に人物はクールに温度を抑える」

というものだった。

 

もう何かを見抜かれてるような感じがして、ジョハリの窓の「盲点の窓」を見せられたような、どきっとする課題。

でもイラスト塾も卒業してしまって、良くも悪くも指摘する人なく一人で描いている状態に、こんな有難い機会はそうそうないぞと思った。

(この作家に寄り添ってくださる感じは、ギャラリーの名通り、温度のあるギャラリーさんだなと素敵に思います。)

 

kunomari

 

目下、試行錯誤しながら描いている最中です。

描き進めるうちになんだか映画やアニメーションのコンセプトアートのように、ストーリーを描く方に自然とシフトしていきました。

 

何枚か作品は描き終えているけど、課題がクリア出来ているかは正直よく分からないし苦しく思うこともあるし、

でもこれを終えたら何か素敵な景色が見える気がしてひたすら描く。

登山のようです。

 

kunomari

 

 

途中息抜きにとモビール作ったり映像作ったりもして、それがまじの意味で息抜きになって、自由なモノ作りが興奮する程楽しいことも久々に実感したりもしました。

 

kunomari

(珍しく大きめの絵も描いている)

 

 

描きながら結局もしかしてゴールなんてあってないようなものかと思えてきたけど、同時にそれはそれで嬉しいなと思った。

思ったように描けないし、至らないことばっかり。

でもお蔭でもっと上手く描きたくなるし、まだまだ分からないことがあるのが嬉しい。

 

「あ、行かない旅が好きなのもそのせいかな」「あ、これ思い切り今回の展示のテーマかも」などとふと思ったり。

 

個展のための作品と一緒に、お仕事で描かせていただいた作品も展示したいと思います。

まだ展示はじまってないのに、早くも次はこうしたいああしたい、が湧いてきています。

 

 

kunomari

 

 

くのまり個展「この道の向こう」

11月9日(金)〜18日(日)12:00〜19:00(月・火曜休廊)※最終日17:00まで

 

ondo STAY&EXHIBITION

〒135-0024 東京都江東区清澄2-6-12
TEL:03-6240-3673

東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」A3番出口から徒歩約5分(デニーズの裏側です)

 

【在廊予定】

9日(金)13時〜(18:00〜20:00レセプションパーティーやります!)

10日(土)14時〜18時

11日(日)15時〜18時

休廊日 12日(月)・13日(火)

14日(水)13時〜16時

15日(木)在廊なし

16日(金)在廊なし

17日(土)14時〜18時

18日(日)終日※12時〜17時まで

※時間など変更あるかもです。未定部分も都度お知らせします!

 

 

 

カメラをとめるな!

「記憶を消してもっかい観たい!」と言う人があまりに多くて、

深夜に一人でレイトショー観てきた旦那さんも大絶賛でパンフまで買ってきた「カメラを止めるな!」をようやく観てきた。

 

ゾンビ映画が苦手なのでちょっと遠ざけてたけれど、

なんだろう、この、青春ドラマを見終わったような後味!

みんな言ってるように本当に前半だまされた。

後半は爽快ですっきりするし、あったかい気持ちにもなるし、細かいことは言えないけど最高!

11月に個展を開きます

11月9日(金)〜18日(日)まで、東京・清澄白河のondogalleyにて個展を開催します。

個人的に新しい課題に取り組んでいて、うんうん唸りながら探り探り作品を描き溜めています。

掲載いただいています

パイインターナショナル出版の「好きをカタチに個性が光るイラストレーターズファイル」に掲載いただいています。(P84)

とっても見応えのある一冊です。

書店でお見かけの際はぜひお手に取ってみてください。

 

 

今更ながら昨年の個展のおはなし

 

ずいぶん時間がたってしまったけれど、

 

去年の末にHBギャラリーで個展させていただいたとき、

来場してくれたお客さんに展示のコンセプトを話す機会が結構あって、

 

ある人に「そういうのもっと外に出してみても良いのでは」と言われて、なんだかハッとした。

なのでとっても今更なタイミングだけど、自分の中に留めておかずに文章に残しておこうと思いました。

 

 

 

 

 

昨年末の展示「Somewhere I Belong」には自分の中で掲げてたテーマがあって、

それはわたしの名前が由来だったんだけど、

 

 

 

 

 

わたしの本名「真里」は、

両親が「たくさん遠回りしてもいつか真実の故郷にたどり着けますように」

っていう意味を込めてつけてくれたんだそうで、

 

この展示はその名前になぞらえた作品作りをしたかったのだよね。

 

 

 

 

だから、女の子がどこかを目指している絵を多く描いてて、

お客さんに「この女の子たちはあなた?」と聞かれて、誰のつもりでもなかったけど、

無意識に自分に重ねているところもあったかもしれないって気付いた。

「もしかしたらこれは今後ずっと作品作りの軸になるかもなぁ」と展示終わってぼんやり思ったりした。

 

 

 

 

 

展示中は毎日在廊していたけど、絵を見に来てくれた方と話できる時間はすごく貴重で、

お客さんに質問をもらって、無意識だったことを改めて問われると、

「そういえばどうしてなんだろう?」って考えるきっかけになって、

無意識だったこと意識出来るのは、とてもとてもありがたかった。

 

 

改めて足を運んでくださった方、お話してくださった方々、ほんとうにありがとうございました!

 

 

 

今年の秋に、ondo galleryというギャラリーさんでの、次の展示の機会をいただいた。

 

ondo galleryさんは、清澄白川にある明るく日差しが差し込む、木の壁がおしゃれなあったかみ溢れるギャラリーさん。

すごく素敵なギャラリーなので頑張らねば。

 

 

↑新作のラフをもりもり描く!

 

2月22日

 

個人的なことではありますが、このたび入籍しました。

 

数日前に新しい家へ引越しが終わって、

荷物が片付き始めた2018年2月22日(木)、2人で役所に届けを出しに行きました。

 

苗字は、久野から飯塚になるけど、イラストのお仕事はこれまで通り、

ひらがなの「くのまり」で続けていきたいと思います。

 

お互いに思いやり合って、

悲しいことは半分に、嬉しいことは2倍にしながら、毎日を積み重ねていきたいと思います。

今後の絵作りにも良い作用があるといいな。

 

結婚する少し前に、

去年結婚したばかりの4つ下の妹が、赤ちゃんを授かったことが分かって、

父さんと母さんが、彼らの人生で初めて、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんになることが決定して、

いろんなことが動き出した2月の冬です。(私も人生初の伯母さんになる!)

 

すべてのことを、今まで以上に楽しみながら頑張りたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

個展を開催します

 

来週12月15日(金曜日)から20日(水曜日)までの5日間、

HBギャラリーで個展をさせていただくことになりました。
いままで描き溜めた絵に加えて、両親につけてもらった名前になぞらえて新作を描きました。

展示開催までの残り数日、目下作品作り中です!

ギャラリーでは作品展示の他に、メモパッドや2018年度版カレンダー等のグッズ販売もします。


初日の12月15日には、夜18時からささやかながらオープニングパーティーを開きます。

会期中は毎日在廊する予定なので、

のんびりお喋りがてら、お越しいただけたら嬉しいです!ぜひー。

 

 

 

くのまり個展
「Somewhere I Belong」

 

【日時】
12月15日(金)〜12月20日(水)
11:00〜19:00(最終日20日のみ17:00まで)

 

【オープニングパーティー】
初日12/15(金) 18:00~20:00

 

【場所】
HBギャラリー(http://hbgallery.com
地下鉄表参道駅 A2出口から徒歩3分

 

 

 

今だけのあの子

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芦沢央さんの小説「今だけのあの子」の装画に、

以前描いたイラスト「pool」を使っていただいています。

 

全5編が収録された短編ミステリー小説です。

 

お話読みすすめると、ミステリー小説らしいハラハラ展開のあとに、

しっかり愛が残るすてきなお話でした。

 

発売日は4月12日。

書店で見かけたら是非〜。

 

PHPスペシャル5月号

 

PHPスペシャル5月号のコラムに挿絵を描きました。

いつも頑張ってる人のための、心を軽くするお話です。

 

 

わたしもコンビニでよく立ち読み(こら)して、そのたびほっとさせてくれてたPHPスペシャル。

心の中の形のないいろいろを絵にするのはすごくおもしろかった。

 

発売日は4月10日です。

 

 

かぞくのじかん

 

kunomari

 

 

今日発売の「かぞくのじかん」Vol.39にイラストを描かせていただいてます。

 

 

kunomari

 

 

デザインはatomosphere ltd.さん。

 

忙しい朝時間の家事の工夫が

いろいろ書いてあって勉強になりました。

 

毎日の家事は大変だけど、

ママさんたちの知恵とか、出来るだけ楽しくなる工夫とかを読んでると、

すごくはつらつとしてて前向きで。

 

いいなぁってなります。

 

 

 

kunomari

カットも何点か。

ぴよ。