くのまりノート

安心な場所

kunomari

心のごくごくすみっこにある、

逃げ場所とも言える、絶対に安心な場所。

 

こういう言い方は安直だけど、メディアとか同調圧力で築かれた

「そうであるべき」「こうでなきゃならない」から隔絶された、

 

そっちはそっちとして、肯定も否定もしないけど、

「本当はこっちの考えが好きだ」というような、

誰にも言わない(というか、わざわざ言う必要がない)気持ちがある。

 

誰も傷つかないその場所を頼りにして、

言葉とか絵を作りたいなぁと思います。

 

 

 

 

 

 

うれしいお葉書

故郷の友人から葉書が届いた。

 

ブログを読んで妊娠を知って、葉書を引っ張り出した、と書いてあって、

 

「おめでとう」「涙が出るくらい嬉しい」と言葉が続いていた。

 

それを伝えてくれるために、葉書を書いてくれたことが本当に嬉しかった。

 

ペンで書かれた文字にSNSにはない味わいをあらためて実感しながら、彼女の優しさを感じた。

 

本当に本当に嬉しかった。ありがとう。

産休のお知らせ

今年、新しい命を授かりました。

日々体の変化、心の中の変化を感じています。

 

10月中旬に出産を予定していて、そのため8月下旬から数ヶ月のあいだ産休・育休のため、

イラストのお仕事をお休みさせていただきたいと思います。

 

赤ちゃんや家族と相談するところもあるので、

今のところはっきりとした再開の目処は立っていませんが、

落ち着いたら、出来るだけ早くに復帰したいと思っています。

現段階でお引き受けしているお仕事は、引き続き制作させていただきます。

 

どうぞよろしくお願いします。

私の好きと相手の好き

イラストのお仕事をしていて、

この頃思う「私の好き」と「相手の好き」のバランスがある。

 

依頼内容からなぜ私に依頼してくれたのかはっきり教えてくださる時もあるし、さっぱりわからない時もあるわけだけど

 

自分の絵の中に、私自身が気に入っているエッセンスというかニュアンスがあり、

それが依頼してくださる担当者さん、その向こうにいるお客さんとも合致しているときは

割と自分も相手も満足のいくお仕事として完結しやすい気がする。

 

ただ、それがはっきり読めない

こちらが「この辺りを求めているのではないか」と出した答えが向こうの読みと違っていた

というときは、やり取りは結構苦しいものになってくる。

 

担当者さんの好みもあるし、媒体自身の空気感も大いに関係するし、

どれだけ「自分の好き」を織り交ぜていいのかどうかは

いつも相手の出方を見ながら、みたいなことがある。

 

たまに、

媒体の空気に合わせすぎて、私10相手90くらいの滅私奉公的に描いてしまい、

そしてその度「自分の好き」にまだまだ迷いがあるからこんな隔たりが出来てしまうんだと反省したりします。

 

毎回思いが合致するかどうかは運もあるように思うけど

自分を活かし相手も立てて、そんなバランスを探りながら

香りづけのように「私この感じ好きなんですよ」ってニュアンスを入れられたら。

 

それが出来るのは、やっぱりこのお仕事の楽しいところだなとも思う

 

あなたの後ろ姿お描きします

昨年手紙舎2ndSTORYさんでの個展中に初めて行った後ろ姿の似顔絵イベント。

もう一度やらせていただけることになりました。

 

去年のその日は、

今は虹の橋を渡ってしまったわんこの写真を持った方や、

生まれたばかりの赤ちゃんの写真を持ってきてくれた方、

 

お客さんとその背景も様々で、目の前にいる方のエピソードを聞きながら描くのは、すごく私にとって意味のあることだったので、

またやれて嬉しいです。

 

今回はコロナ禍のためオンラインでのオーダー受付になります。

地方にお住まいの方も描けたら嬉しいなと思っています。もちろん都内の方も!

 

選べる背景はこの4種類。

 

kunomari

 

 

5月16日(土)21:00から、手紙舎さんオンラインショップのホームページからお申し込み受付が始まります。

詳しくは手紙舎さんのホームページへどうぞ→https://tegamisha.shop-pro.jp/?pid=150949527

 

 

水庭の思い出と最後のMJ展

kunomari

 

グループ展のお知らせです📢


2月1日(土)〜13日(木)六本木ストライプスペースギャラリーにてMJイラストレーションズ生172人によるグループ展が行われます。
毎年恒例の大規模グループ展は、なんと今年で最終回。

お時間あれば是非ご覧ください!

 

|MJ展|

●場所:六本木ストライプスペース

●open AM11:00〜PM7:00(最終日はPM5:00まで)

 

 


↑この作品は展示予定の1枚です。

年末に初めて行ったアートビオトープ那須の水庭を描きました。

人の手と自然の合間にいる感じが心地よくて美しかった。

冬に行ったから木々は枯れ木だったんだけど、機会があれば木の葉が青々とする季節にまた訪れたい。

宿泊施設にはフーガという名前の保護犬がいて、森を散歩中にイノシシ猟の罠に挟まってしまったそうで、右前足がなかった。

 

でも聞くと「ものすごい勢いで走るんですよ」ってスタッフさんは笑って言ってた。

 

賢そうな目をしてて人懐こくて、水庭目当てで行ったのに1番の思い出はフーガになった。

 

 

kunomari

新年のひとりごと

 

2020年になりました。

新年あけましておめでとうございます。

 

例年のことながらテレビや街の盛り上がりでなんとなくお正月シーズンなんだなと感じ、

あぁもう新年なんだなぁと受け入れて、

由来もよくわからずお餅やおせちを食べ、

今日からお仕事再開の冷たい空気と冷たい冬の寒気がいり混じってます。

そんな1月6日の月曜日。(ラジオみたいな感じになった)

 

2019年は、年始から展示の予定があったので

それに向けてお正月からがつがつと走り出すことが出来ました。

 

今年の正月休みからもやもやと頭を巡っていたことは、

やっぱり絵のことと、それにまつわる人生のこと。

いつもこの二つを考えているといえば考えてるんだけど、

例年になく行き止まり感を感じていました。

 

 

いつも人生のその時々のシーンと、その時々の気持ちを切り取って絵にしていることが多くて、

人生の進行に合わせて描いていて、その時々で表現したいことがあって。

 

でもそれが今止まっていて、脳内も止まっている状態。

 

新しく挑戦したいことややりたいことは、2018年末の個展でやり切った気持ちがしていて、

2019年はその時挑戦したことの続きのような、応用のようなことをしながら展示の絵・お仕事の絵を描いている感じだった。

 

なかなか自分で自分の絵にOKを出せないでいて、

いつもこれじゃいかん、もっと上手くならねばと思いながら描いてて

ごく当然のことだし変わらずそう思ってるのだけど、

否定からの脱却のためじゃなくて、もう少し自由に健康的な動機で

新しい絵に挑戦出来たら。

 

グラフィカルな絵を描きたいなとか

もっとイマジネーションを取り入れて描こうかなとか

大好きな詩をもとに描こうかなとか

 

やりたいことは焚き火の薪のように集まってくるけれども

着火剤が見つからないという感じで新年がはじまってしまいました。

 

そのうち火種は見つかるとは思うけど、

描かねば!という着火剤でなく、棒切れを板に擦りつづけるように

自分とじっくり話し合いながら、根気よく絵作りに取り組みたいなと思います。

 

“じっくりじっくり”

 

 

 

2019年おしまいの夜に

年明けギリギリのタイミングだけど、今年の振り返りを。(毎年ぎりぎりだなぁ…)

 

 

2019年はいろいろな新しいことに挑戦できた1年でした。

 

4月に、自由学園明日館で結婚式を挙げました。

ずっと憧れていたメゾンスズさんのドレスをお借りして、

年始から独学で勉強したアニメーションを使って映像を作り、ペーパーアイテムを作り、

結婚式準備というものの、やることの多さ決めることの多さに驚きつつてんてこまいでしたが、やって本当によかった。

お天気にも恵まれ、家族と旧友に祝ってもらい、本当に幸せな1日になりました。

 

9月の手紙舎さん、11月の台湾・箱庭さんでの個展のために、

作品作りと、グッズ作りと、お仕事を並行して進めていた上半期。

 

人の顔を描くのが苦手でワークショップのようなものに自分は向いてないよなぁと思い込んでいたけど、

手紙舎さんのご提案のおかげで初めて「後ろ姿を描く似顔絵イベント」を開催し、

お客さんの目の前で描くという経験も出来ました。緊張で背中がばきばきになったけど、

これも本当にやってよかった。

 

夏には小川糸さんの新作「ライオンのおやつ」の装画を描かせていただいて、

さすがファンの多い小川さん、反響も沢山だったようでした。

 

前から動物に関わるお仕事ができたらいいなと思っていたら、愛犬愛猫に毎月おもちゃが届く「PECOBOX」パッケージを描くお仕事をすることも出来ました。普段描いているタイプのイラストとは趣の違う絵が描けて楽しかった。

 

秋にはジブリの元プロデューサー・石井朋彦さんの小説「思い出の修理工場」の装画と挿絵を描く機会をいただき、

10月に参加させていただいたondoさん主催のイベント「くらしごと市」に石井さんご本人が来てくださって、

展示していた原画2枚を購入してくださっていたことを、後日ご本人からメールで伺い不在を物凄く後悔した、なんてこともありました。その後お礼のメッセージを長々とお送りしたけど、直接お会いしたかったなぁ…!

 

11月、どきどきしながら送った作品たちを見に台湾・箱庭さんへ。

会場は清潔で穏やかな空気に満ちた会場で、作品も清らかになったような気がしました。

会場に来てくれた台湾のお客さんと日本語・英語を混ぜながらコミュニケーションしたのも、

いい思い出です。ペンフレンドだった台湾の友人とも10年ぶりに再会でき、充実した旅になりました。

 

 

2019年の思い出を引き連れつつ、2020年はいったいどんな年になるか。

目下の目標は早起きを習慣にすることです。

 

新年まであと数分。

みなさま、

どうぞ良いお年を〜!

 

個展「gift」のこと

 

 

9月18日(水)〜29日(日)まで、

調布のカフェギャラリー・手紙舎2ndSTORYさんで個展を開催させていただきます。

 

 

 

約1年くらいぶりの個展です。

雑貨屋さんとカフェが併設されたギャラリーさんでの小さな展示。

 

 

 

 

kunomari

 

 

昨年頃からほとんどの作品の傍らに犬を置くようになってしまいました。

 

「私が犬好きだから」とか「絵のチャームになるから」とか

そういう単純な理由で描きたくなるのだろうと思っていましたが、

それだけじゃないような気がして、もう少し深く考えてみました。

 

 

kunomari

 

昨年頃から周りを取り巻く環境が大きく変わりました。

パートナーが出来、1人じゃなくなりました。

 

その頃から、きっと「いつも傍に寄り添ってくれる存在」を描きたくなったのだと思います。

 

 

どこか遠くの風景を旅するような気持ちで描くのが好きで、

その中にポツンと主人公を描いて、

それは、描いていてとても開放的な気持ちにしてくれるけど、

同時に少し寂しさもありました。

 

 

普段、寂しい雰囲気の風景を好んで描くことが多いのですが、同時に温かさも描きたいと思っています。

 

 

主人公が佇んでいる隣に、ある時ふと犬を描き加えたら、

絵のバランスが取れて、絵の温度も上がって、描いている自分の気持ちも落ち着いた気がしました。

それから気に入って、作品によく犬が登場するようになりました。

 

 

黙ってそばにいてくれる存在の温かさを、

どこでもない風景の中に描きたいと思いながら枚数を重ねました。

 

空気にちょっと寂しさの混じる秋の日に、是非ご覧いただきたいなと思います。

 

 

作品以外のお話をすると、

ギャラリーにくっついたカフェでは

カフェスタッフさんによる個展スペシャルメニューを注文できます。

わがままを言いリクエストしてしまいました。

こんなかんじのです↓

 

 

 

kunomari

 

 

洋梨のタルトと、犬型クッキーに、粉砂糖の雪を降らせた「雪の日のデザートプレート」

 

 

2ndSTORYさんは、通常メニューもとても美味しいのですが、

今回カフェスタッフさんにご協力いただきながら、秋のはじまりに合うメニューを考えました。

フードとイラストのコラボはずっとやってみたかったことでした…。

 

 

それから原画と一緒に、

2020年版カレンダーとマグカップのグッズも新たに作らせていただきました。

 

 

 

 

お手にとってもらえたら嬉しいです。

 

 

18日・21日・22日・29日には在廊しておりますので、

色々お話させていただけたら嬉しいです。

21日と22日の午後は似顔絵イベント開催中ですが、

ぜひ声を掛けていただけたら嬉しいです。

(イベントお申し込みくださった方、ありがとうございました!)

 

 

 

【くのまり 個展 『gift』 at 手紙舎 2nd STORY】
会期:2019年9月18日(水)〜 29日(日)
時間:12:00-23:00(22:00 LO)

※月・火休み

場所:手紙舎 2nd STORY
住所:東京都調布市菊野台1-17-5 2F

   京王線「柴崎駅」より徒歩1分

 

●似顔絵イベント

9月21日(土)・22日(日)13:00〜16:00

 

http://tegamisha.com/event/81059/

 

よく晴れた日曜日

 

 

雨や曇りの続く週、1日だけ奇跡的に晴れた日曜日。

 

5年間お世話になった学び舎で結婚式を挙げました。

 

 

kunomari

 

 

 

両親に感謝の気持ちを伝えられて本当によかった。

 

大好きな人たちに囲まれ、涙と笑顔に溢れた本当に幸せな1日でした。

 

これから続く人生で、折にふれ、何度もこの光景を思い出すんだろうな。